2018年3月13日火曜日

風布のアズマイチゲ

寄居町の風布(ふうぷ、ふっぷ)は、秩父の長瀞町に隣接する盆地状の地区です。
日本の名水百選にも選ばれている「日本水(やまとみず)」を産する、風光明媚な場所、であり、日本のみかん産地北限でもあります。
風布には町おこし事業として作った施設、「日本の里(やまとのさと)」があり、風布館では名水を使った料理、飲み物を楽しめます。

この日はアズマイチゲが咲いたというので、見に行ってみました。

風布館の清らかな水辺には、水芭蕉がいくつか、清楚な姿を見せています。


あいにくの曇り空でしたが、釜伏川の流れは透き通り、優しい音を立てています。







お目当てのアズマイチゲは、バーベキュースペースの斜面に群を作って咲いていました。
曇り空の朝、まだ眠っているような閉じた花弁が、同じようにうなだれています。

しばらく待っても、太陽光は届かず、滞在時間中にはとうとう全部開ききることはありませんでした。



楚々として清らかなアズマイチゲの姿は、風布の里山の美しさそのものです。
同じエリアに、そろそろカタクリの花が咲きそろいます。
まだまだ春は始まったばかり、風布の里は優しい花に囲まれて、今日も静かに風を呼んでいます。











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